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大阪市立大学(共同研究)

プロフィール

大阪市立大学大学院医学研究科

所属:
肝胆膵病態内科学
 
役職:
准教授
 
代表者または代表研究者:
村上 善基
 
関連ホームページURL:
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/liver/

本研究で分担する課題と具体的な取り組み、保有技術について紹介

血液中には小さな袋状の形をした「エクソソーム」というものが存在しています。エクソソームは「マイクロRNA(miRNA)」を含んでおり、肝炎が肝硬変や肝細胞がんへと進行する際に、miRNAの種類や数が変化することを報告してきました。2012年に一度の血液検査で慢性肝疾患の診断や病状を解明する方法を開発し、大阪市立大学にてプレスリリースを行いました。
(http://www.med.osaka-cu.ac.jp/liver/office/doc/pressrelease-201211.pdf)
 
本プロジェクトでは主に二つの課題があります。
 
(1) 肝臓の悪性腫瘍を早期に発見できる診断マーカーの作成。
「肝細胞がん」と「肝内胆管細胞がん」において、血清中のエクソソームに入っているmiRNAの種類や数を調べ、診断マーカーを見つけます。特に「肝内胆管細胞がん」は手術が不能な場合では、手術が可能な場合と比べ著しく予後が悪く、信頼性の高い診断マーカーの作成が急務です。「肝細胞がん」は再発が多いので、治療効果とmiRNAの関係を調べることで、がんの状態別に最適な治療を選択できるシステム作りを目指します。
 
(2) エクソソーム中のmiRNAの役割を明らかにする。
エクソソームは細胞と細胞の間で情報を伝えていることが分かってきました。本プロジェクトでは、病気と関係するエクソソームやmiRNAが明らかになることが予想されます。これらのエクソソーム、miRNAが本当に病気を起こしたり、進行させたりするかどうかを、細胞やマウスを使った実験を行い検証します。またその成果から、新しい抗がん剤を作成するヒントが出ることも期待されるので、その場合には抗がん剤の開発も目指します。

本研究で使用する設備等の紹介

リアルタイムPCR、次世代シークエンサー、細胞培養装置

関連論文・関連発表、受賞履歴等

1. Taguchi Y-h and Murakami Y. Universal disease biomarker: can a fixed set of blood microRNAs diagnose multiple diseases? BMC Research Notes. 2014;7:581.
 
2. Y-h Taguchi, Murakami Y. Principal Component Analysis Based Feature Extraction Approach to Identify Circulating microRNA Biomarkers. PLoS ONE 2013;8:e66714
 
3. Murakami Y, Toyoda H, Tanahashi T, Tanaka J, Kumada T, Yoshioka Y, Kosaka N, Ochiya T, and Y-h Taguchi. Comprehensive miRNA expression analysis in peripheral blood can diagnose liver disease. PLoS ONE. 2012;7:e48366
 
4. Murakami Y, Toyoda H, Tanaka M, Kuroda M, Harada Y, Matsuda F, Tajima A, Kosaka N, Ochiya T, Shimotohno K. Overexpression of miR-199 and 200 families is associated with the progression of liver fibrosis. PLoS One. 2011;6:e16081.

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