名古屋大学は、本研究において、国立がん研究センター等が得る診断マーカーの実用化を推進するため、臨床現場で、体液(血清)中のマイクロRNAの抽出から検出までを全自動で、簡便・短時間に行えるような自動検査システムを開発します(左図)。
名古屋大学は、新規ナノ材料であるナノワイヤ技術を開発し、血液中から簡便・迅速にマイクロRNAを抽出・解析する基盤技術を保有しています(右図)。本ナノワイヤ技術は、Nature Publishing Groupが出版するSci. Rep.に論文を掲載するとともに、国内外で特許出願済みです。
本研究では、本保有技術をより高性能化することで、臨床現場で一度に10種以上のがんを診断できる検査システムを開発します。